数学塾variée@吉祥寺

数学塾の中の人の日記

電話帳と重問,新演習

ここ最近,受験生指導のメイン教材として使っている『全国大学入試問題正解』について書きます。

これはある年の入試問題を数十校分集めた本で,いわゆる「電話帳」です。ちょっと前までは教材作成の資料としてしか使っていなかったのですが,浪人生の指導に使ってみたらいい感じだったのでメイン教材に昇格しました。

2018年受験用全国大学入試問題正解 5数学(国公立大編)

2018年受験用全国大学入試問題正解 5数学(国公立大編)

使い方は単純です。

  1. 1回の授業で1つか2つずつ潰していく
  2. 類題演習として『重要問題集』や『化学の新演習』などを数問解く

『全国大学入試問題正解』だけではただの過去問演習と変わりませんが,類題演習と組みあわせることで,すごくいい勉強ができます。

レベルも分野も様々な問題に取り組めるのと,「忘れた頃にもう一度」が自然にできるのは大きいです。特に化学の暗記物はこういう繰り返しが向いています。

また,やってみて気づいたのですが,この形式だと多少難しい問題であっても扱えます。これまでは参考書を使うときも「まずA問題を一周しよう」みたいなことをしていたのですが,電話帳で一度解いた後なら難しい問題にも手を出せるでしょう。特に負担もなく勉強に幅をもたせられます。

あと,電話帳って意外と安いんですよね。amazon のマーケットプレイスを見ると,出版後 2, 3年でガクッと値が落ちるらしく,定価5千円くらいだったものが数百円で買えるようになります。それで数ヶ月勉強できることを考えると安いものです。

と,ここまでべた褒めしてきましたが,電話帳は解説が若干薄めです。ある程度できるようになってからでないと使えないと思います。

私も最初のころは普通に参考書で指導していましたし,電話帳を使うようになっても類題演習の参考書として「体系物理」「良問の風」「化学新標準演習」などを使って基礎力の養成に努めたりしました。