『体系物理』何度目かの再購入

『体系物理』を買いました。高校時代から数えて何度目かの買い替えです。

この参考書はとても歴史が古く,初版が出たのは 1966 年です。その後,書名を変えつつ現在に至ります。私が高校時代に買ったときは『新体系物理』でした。タイトルの変遷を調べてみました。

『体系物理』?→『新体系物理』→『新々体系物理』→『体系新物理IB・II』→『新体系物理I・II』→『新体系物理I・II(新課程版)』→『体系物理』

最近まで第 4 版の『新体系物理I・II』を使っていたのですが,生徒と違う本を使うのは何かと面倒なので新しいのを買いました。

この本の売りは,まず網羅性が高いことです。他の物理の問題集は 100 問程度しか収録されていないことが多く,それを力学,熱力学,波動,電磁気,原子に割り振ると平均 20 問。これでは全パターンを網羅できませんし,もう少し数をこなしたいですよね。この本は内容もボリュームも十分です。

もう一つの売りは公式を導かせる問題が多いことです。解いているうちに自然とおぼえます。それも式だけでなく,適用条件も含めておぼえられます。物理ができない人は闇雲に公式を当てはめて解こうとする傾向がありますが,ある公式が使えるかどうかの判断を正しく行えるようになります。

重要問題集などに進む前にこの問題集で易しい問題をたくさん解いておくといいと思います。また,過去問を解いて基本事項が身についていないと感じたときは,この本でその範囲の問題を何問か解くとよいと思います。


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