有名な『チャート式』について書こうと思います。今年度の指導で使いましたが,なかなかよかったです。
こんな風に使いました。
- 基本的に青チャートを使う。苦手な人は黄色
- 家庭学習では例題の解説を読んで(もちろん解いてもOK),練習問題を解いてくる
- 塾ではまず質問受付。次に章末問題を何問か解く
- 入試問題から選んだ類題(オリジナルプリント)を解く
昨年度まではオリジナルプリント主体の授業だったのですが,やはり本の方が使い勝手がいいだろうと思い,いろいろな本に目を通して決めました。
参考書選びの第1条件は,「一人で進められること」です。ある程度解ける難易度で,くわしい解説が載っている本を探しました。入試問題を解くには様々な知識が必要なので,軽くでいいので一通りのことに触れておいて欲しいんですよね。知識に穴がボコボコある状態で1問にウンウンうなられても困ります。また,解答が簡潔すぎるのもNGです。
第2条件は「ある程度問題数が多いこと」です。いろいろな本に目を通したのですが,薄い本は分量が少なすぎる結果,網羅性も低いことが多いように思いました。ポイントに絞って解説していたとしても,それを定着させるには演習が必要なわけで,ちょっと物足りない感じでした。
このようにしてド定番の『チャート式』に行きつきました。
この本はわりとみんな持っているだけに,使い方が大事です。どの参考書にも言えることですが,本に収録される問題はテーマがはっきりしたシンプルなものが多く,実際の入試のセットとはちょっと雰囲気が違います。チャートを闇雲に何周もするのは時間対効果が悪いかな。適当なとこでで見切りをつけて過去問に挑戦して,適度にダサい問題に触れるといいと思います。私はオリプリで補いました。

- 作者: チャート研究所
- 出版社/メーカー: 数研出版
- 発売日: 2012/02/14
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る

- 作者: チャート研究所
- 出版社/メーカー: 数研出版
- 発売日: 2012/02/14
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (7件) を見る