駒場の図書館に行ってきた

気分転換に駒場の図書館に行ってきました。受験数学ばかりやるのは疲れるので,静かな環境で普通に読書です。

レアな本を発見

仕事関係のことも一応はやりました。京大数学の元ネタが載っている本(の翻訳)を発見。2005年の京大理系後期の第6問です。

n枚の100円玉とn+1枚の500円玉を同時に投げたとき,表の出た100円玉の枚数より表の出た500円玉の枚数のほうが多い確率を求めよ。

元ネタは『初等的に解いた高等数学の問題(2)』に収録されている問題だと思われます。

2人の猟人A,Bが鴨を撃ちに猟場に出かけた。2人とも見つけた鴨にあてるのも撃ちそこなうのも同じ割合であると仮定する。猟人Aは狩猟期間中に50羽の鴨にあい,猟人Bは51羽の鴨にであった。猟人Bの獲物が猟人Aの獲物より多い確率はいくらになるか。

「注」に「nとn+1でも結果は同じ」とあり,これが京大の問題です。

この本の発行年はロシア語版が1954年,英語版が1964年,日本語版が1960年と古く,尼やヤフオクでも全然手に入らないのですが,開架に普通に置いてありました。

doverから出ている英語版は持っていますが,やはり日本語のほうが圧倒的に読みやすいです。復刊ドットコムにリクエストされてるけど,多分通らないだろうなあ。

『初等的に解いた高等数学の問題(ア・エム・ヤグロム)』 投票ページ | 復刊ドットコム

ちなみに英語版の方が解説が詳しいです。この問題についても英語版は別解つきです。

べらあめんがなくなっていた

駒裏の怪しいラーメン屋「べらあめん」がなくなっていた。ネットで検索するとさんざんな言われようだけど,結構好きな店だった。

麺が縮れ麺。しかも出てきた時に既に伸びている。チャーシューは期待通りボロボロに崩れる。しかも、店に居るのは、愛想の悪い髭のおじさんか、おばさん。カウンターに座った客の目の前で、とうもろこしをボリボリ齧るといった具合だ。「べらあめん」でググると、店のテレビが客のほうでなく親父のほうを向いているとか、まったく客商売をしようという気が感じられない。
べらあめんの思い出 | 堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」

「まずいラーメン屋さんに行きたいんですけど」という要望に対して私、「俺、知ってるよ!」。そう、たまにはまずいラーメンを食べたくなるときが人生3年に一度くらいはあるのだ。
べらあめんの思い出 | 堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」

うまいともまずいとも思わなかったけど,名物メニューのスタミナラーメン(ニンニクてんこ盛り)は刺激が欲しいときに食べるのにちょうどよくて,週に一度は行きました。

店主はまるで愛想がなく,コンビニ帰りに寄ると「うちは持ち込み禁止! 袋の中のもの食べたら罰金とりますよ!」と強い口調で言われたりしました。いま思えば殺伐とした店でした。

結局,食事は駒下の満留賀でとりました。久しぶりの柳川定食うまかったです。


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