数学塾variée@吉祥寺

数学塾の中の人の日記

和田秀樹『受験は要領 中学受験編』

和田秀樹『受験は要領 中学受験編』を読みました。

和田秀樹さんといえば暗記数学。私も高校生の頃,元祖本を読みました。

難関大学も恐くない 受験は要領―たとえば、数学は解かずに解答を暗記せよ (PHP文庫)

難関大学も恐くない 受験は要領―たとえば、数学は解かずに解答を暗記せよ (PHP文庫)

暗記数学は批判されることも多いのですが,私は氏の主張はかなり正しいと思います。

  • 基本的な解法パターンを覚えないとダメ
  • 忘れないように定期的に復習する
  • テクニックを使いこなせるようになるための問題演習

と,言っていることはごくまっとうです。ただし,「とりあえず○百問,解答を読め」みたいなことも書いてあり,そういう特殊すぎる勉強法は失敗したときのダメージが大きすぎてとても真似できません。現実的には

  • 解くことにこだわりすぎない
  • 復習をスケジュールに組み込む

ぐらいのことが実行できれば十分だと思います。

中学受験編もかなりまっとうなこと書いてます。

できないうちは早めに解答を見せて,解答パターンをつかませたほうが賢明だ。短期間で追いつくには,あまり自力で問題を解くことにこだわらない方がいい。

結果が出ていないときは,プロセスが間違っている可能性が高い。

学校のテストで悪い点をとってくるようなら,それは復習を怠っているということを意味している。

試験の成績を左右するのは,どれだけ勉強したかではなく,どれだけ頭の中に残っているかということ。

親の振る舞いについても書かれています。

中学受験の場合は,子供にとって初めての受験だけれども,親のほうも未経験のことが多いから,子供よりも親の不安のほうが強いこともある。そんな不安や動揺を子供に見せてしまったら,子供のほうも動揺してしまう。親は絶対的な安心感を子供に与えられるように,自分の動揺を押し殺して平然とした姿を見せるべきだ。

母親にそれができなければ,父親が悠然と構えるなど,役割分担をするという方法も考えられる。

受験は要領―中学受験編 PHP文庫

受験は要領―中学受験編 PHP文庫